【2024年】ダミーチケット取得方法!実際の支払いは不要だった話
海外に行く際、次のような問題に直面したことがありませんか?
- 片道チケットしか持っておらず飛行機への搭乗を拒否された
- ダミーチケットの予約方法が分からない
- 一時的とはいえダミーチケットの支払いに充てるお金が痛い
実際に、私がカンボジアに片道切符で入国する際に実践した方法をご紹介したいと思います。
ちなみに私の方法では一時的にクレジットカードでの支払いを行いますが、すぐにキャンセルすることで実際の支払いは発生しませんでした。
同様の方法を3回ほど試していますが、3回とも実際の支払いは生じていません。
クレカと紐付けた口座から引き落とされる前に、キャンセルの処理が完了するようです。
「一時的とはいえ高額なダミーチケットの出費が痛い」という方にもおすすめの方法となっています。
カンボジアでノマドライターとして生活する私についての詳細は、プロフィールをご覧ください。
「今すぐダミーチケットの予約方法だけが知りたい!」という方は、目次より「ダミーチケットの取得方法(ANA)」へお進みください。
ダミーチケットって何?
「そもそもダミーチケットって何?」と疑問に思われるかもしれません。
ダミーチケットとは、これから入る国から出国の予定があると見せかけるためのチケットということになります。
あくまでも見せかけるために用意するもので、実際にその飛行機に乗るわけではないので「ダミー」と呼ばれているわけですね。
なぜダミーチケットが必要なのか?
国によっては入国する際に「第3国への出国の手立てを持っていること」が条件とされている場合があるようです。
タイなどの国がこれに該当します。
例えば、タイ国政府官公庁のamazing THAILANDでは次のように述べられていました。
タイ入国後30日(29泊30日)以内の観光目的の滞在の場合(往復の航空券又は他国へ出国する航空券等を所持している事が条件)、日本国籍であればビザなしで入国することができますが、国際規定によりパスポートの残存期間は6ヶ月以上と定められています。
https://www.thailandtravel.or.jp/about/basic/
「観光目的なら当然、帰りのチケットor他国への出国のチケットを持ってるよね?」ということなのでしょう。
これらのケースでは、その国に入国する時に第3国への出国チケットの提示を求められる可能性があるということです。
カンボジアの事情は少し特殊
一方でカンボジアの場合は少し事情が異なっていて、カンボジアは入国の際にビザが必須の国となっています。
カンボジア政府は「アライバルビザ」という、カンボジアの空港到着後に空港で申請・取得が可能なビザの利用を認めているのですが、これは世界的にメジャーなシステムというわけではありません。
それで航空会社によっては、以下の条件が重なった時に搭乗を拒否される可能性があります。
- 片道分のチケットしか持っていない
- ビザを持っていない
なぜなら仮にビザがないためにカンボジアに入国できなかった場合、その人を元の出発地まで連れ戻す責任を航空会社が負うからです。
カンボジアの制度上「ビザがなくて入国できない」ということはあり得ないわけですが、航空会社からすると無駄なリスクは負いたくないのでしょう。
私が友人から聞いた話によると、片道切符でノービザでも「免責証書」のようなものにサインすることで搭乗できたというケースもあるようですが、全ての航空会社でそうできるかは不確実です。
ダミーチケットを用意しておいた方が安心でしょう。
実際に帰りのチケットの提示を求められたケース
私が実際に、カンボジアへ行く際に帰りのチケットの提示を求められた航空会社を挙げておきます。
なおほとんどのケースでは、成田空港でチェックインする際に帰りのチケットの提示を求められました。
カンボジアに入国する際に必要になることはありません。
まずは帰りのチケットの提示を求められた航空会社です。
3つ目の「タイ・ベトジェットエア」のケースだけ少し特殊で、この時は成田からバンコクまでは「タイ・エアアジア」という別の航空会社を使って移動しました。
ですので成田を出発する時には帰りのチケットの提示は求められなかったのですが、バンコクで再度チェックインする際に帰りのチケットの提示を求められました。
一方で、帰りのチケットの提示を求められなかった航空会社も紹介しておきます。
今のところ私が帰りのチケットの提示を求められなかったケースは、この一つだけです。
ダミーチケットの取得方法(ANA)
では実際のダミーチケットの予約方法を解説していきたいと思います。
まずは私がいつも使っているANAの予約方法からです。
払い戻しが可能なプランを予約することで、実際の支払いはゼロでダミーチケットを手に入れることができます。
返金時の手数料も取られないので、本当に1円もかかりません!
高額な料金プランになるため購入をためらってしまいがちなのですが、勇気を持ってポチっとしましょう。
では画像付きで解説していきます。
ダミーチケットの予約方法
①ANA公式ホームページでフライトの検索をする
②重要!プラン選択画面で必ず「Full Flex(払い戻し可/手数料なし)」を選択
③「会員ログインせず次へ」を選択
④「搭乗者情報」を入力して「次へ」を選択
⑤何も変更せず「次へ」を選択
⑥クレジットカード情報を入力して「購入する」
⑦「eチケット」が発行されるので印刷して持参
以上でダミーチケットの予約が完了しました!
無料で払い戻しを受けるために「手順②」のプラン選択が非常に重要になってきますので、くれぐれも間違わないようご注意ください。
発行されたeチケットを印刷して持っていけば、どの段階でチケットの提示を求められるとしても安心です。
ダミーチケットのキャンセル方法
目的地に到着したら、忘れずにダミーチケットを解約しましょう。
解約の手順を解説していきます。
①ANA公式ホームページの「メニュー」を選択
②「予約確認・座席指定」を選択
③予約番号からフライトを検索
④「解約」を選択
⑤「解約する」を選択する
以上でダミーチケットキャンセルの手続きが終了です。
予約時に登録したメールアドレスに「払い戻しに関するご案内」というメールが届きますので確認してみましょう。
私の場合は、出発の前日にこの方法でダミーチケットを予約し、目的地に到着した翌日までにキャンセルの手続きを取るようにしています。
つまり予約完了から48時間以内にキャンセルの手続きをとっているということです。
この方法で、実際の支払いが生じたことは一度もありません。
キャンセル手続きを忘れずにしなければならないという注意点はありますが、私が経験した中では一番確実な方法かと思います。
ダミーチケットの取得方法(タイ航空)→ 不可
他にも「キャンセル手続きがいらないダミーチケットの取得方法」として、タイ航空を利用する方法を紹介しているサイトがあります。
24時間以内に支払いをしないことで自動的にキャンセルされるチケットを買うという方法です。
しかし2024年5月現在、実際に利用しようとしましたが不可能でした。
この手法は支払い方法に「銀行窓口」を選択することが不可欠なのですが、その選択肢がなくなってしまっています。
現在選択できるのは、現金/クレジットカード/電子ウォレットの3つのみです。
理由は分かりませんが、サービスが改定されてしまったのかもしれませんね。
キャンセルいらずでダミーチケットの予約ができればベストなんですが、残念です!
ダミーチケットの取得方法 まとめ
タイ航空でのダミーチケットの取得が困難となると、現状はANAを使う方法一択ということになるかと思います。
ANAは大手ということもあり安心感がありますし、そもそも支払いが生じる前にキャンセルすることができますので大きなデメリットもありません。
唯一の注意点は「キャンセルを忘れない!」ということです。
これらの情報が、皆さんの快適な旅の助けになれば幸いです!