MacBookをHHKB風に。ブラックアウトスッテカーをレビュー
こんにちは。カンボジアでWebライターをしているTakuです。
私は毎日仕事でM1 MacBook Air(2020)を愛用しております。
サクサク動いてバッテリーが長持ちするので重宝しているのですが、全く不満がないわけではありません。
特に大きな不満はキーボードについた指紋が目立つことです。
私は人一倍…どころか人三倍の手脂をつかさどっているため、掃除をしても一瞬でキーボードがテカテカし始めます。
さぁ仕事をしようと思ってMacを開くと、目に映るのは見栄えの悪いキーボードたち…。
これでは仕事へのモチベーションが削がれてしまいます。
そんな状況を打破するために、ブラックアウトステッカーを導入しました。
Amazonで2,000円弱で買うことのできるキーボード用のシールです。
こちらを導入してしばらく経ちますので、使用感をレビューしていきたいと思います。
結論は?ブラックアウトステッカーの効果
ブラックアウトステッカー、個人的にはかなり気に入りました!
理由としては、指紋の付着を防止するという目的が無事に達成されたことが大きいです。
実は以前にもiPad Pro用Magic Keyboardにブラックアウトステッカーを貼って活用していたことがあります。(現在は売却してiPad mini 6に乗り換え済み)
過去にも使用経験があるため、今回はある程度の知識がある状態でのリピート購入という形です。
ちなみに前回はシールに切り欠きがあるタイプを購入しましたが、今回は完全にキーを覆う「Pro」タイプを購入しました。
前回購入したバージョンとの比較などから見えてくるメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
ブラックアウトステッカーのメリットをレビュー
まず、ブラックアウトステッカーを貼ることで得られるメリットから解説していきます。
まとめると、4つのメリットがありました。
- 体感で80%ほどの指紋をカットできる
- 見た目がミニマルになってカッコいい
- 強制的にブラインドタッチの練習になる
- Proモデルは埃が目立たない
それぞれ解説していきます。
体感で80%ほどの指紋をカットできる
私が思う一番のメリットは、人三倍の手脂を持つ私の指でタイピングをしても体感で80%ほど指紋がカットされるという点です。
これは過去にiPad Pro用Magic Keyboardで使った時の感想と変わりません。
相変わらずの素晴らしい防指紋効果で「指紋汚れを防止する」という目的を十分に果たしてくれています。
ブラックアウトステッカーを貼った後、MacBookで数時間ほど記事を書きました。
その後のキーボードの様子を載せておきます。
正直いって驚愕レベルで綺麗です。ほとんどテカリがありません。
自分の手脂が以前よりマシになったのではないかと錯覚しますが、スマホの画面にこびりついた脂たちが「そうではない」と叫んでいます。
あくまでもマットでサラサラした質感のブラックアウトステッカーが、脂の付着を防いでくれているようです。
見た目がミニマルになってカッコいい
2つ目のメリットは、見た目がミニマルになってカッコよくなるという点です。
私のMacBook AirはJIS配列ということもあり、通常ですとパッと見た時に煩雑な印象を受けます。
アルファベットだけでなく、かなや記号がひとつのキーに所狭しと刻印されているからです。
しかしブラックアウトステッカーを貼ることでそれらの刻印を全て一掃しスッキリさせることができました。
まるでHHKBの無刻印モデルのような、洗練された見た目に早変わりです。
この「許されし者だけが使えるキーボード感」がたまりません。
仕事をしようとMacを開いた時に、このミニマルな見た目が「やるぞ!」というテンションを押し上げてくれています。
強制的にブラインドタッチの練習になる
3つ目のメリットは、強制的にブラインドタッチの練習ができるという点です。
私はもともとブラインドタッチが得意な方なので心配はしていなかったのですが、以前よりもよりその精度が高くなりました。
というのも、以前は数字の入力にまだ苦手意識があったんです。
しかし退路を断ち切って挑戦し続けたことで、体に数字の位置を染み込ませることができました。
またブラックアウトステッカーProには少しの工夫がなされているので、数字の入力にまだ不安があるという方も心配は不要です。
数字の「5と0」の位置に小さな穴が開けられていて、視覚的に基準となるその数字を見分けられるようになっています。
この目印を基準にすれば、スムーズに数字が入力できます。
Proモデルは埃が目立たない
4つ目のメリットは、Proモデルは埃が目立たないという点です。
これは以前購入した、切り欠きがあるタイプのブラックアウトステッカーと比較してのメリットになります。
切り欠きがあるタイプのブラックアウトステッカーは、切り欠きがそれぞれのキーのアルファベットや数字を表していて「まだブラインドタッチに不安がある」という方にもおすすめしやすいタイプです。
しかしその切り欠きの多さが仇となって、切り欠きの部分に埃がたまるたまる…。
シールなので埃が付着してしまうと簡単には取れず、特に窓際の席など明るい環境の下ではその付着した埃が激しく主張していました。
その点Proモデルは切り欠きがなく真四角で、なおかつキーの面積いっぱいにシールを貼ることができるので、埃が目立ちにくくなっているように感じます。
ブラインドタッチに自信がある方にはProモデルがおすすめです。
ブラックアウトステッカーのデメリットをレビュー
次に、ブラックアウトステッカーを貼ることでのデメリットも解説していきたいと思います。
まとめると、3つのデメリットがありました。
- 滅多に使わない記号を入力できなくなる
- キーボードのバックライトが無駄になる
- 他の人に貸すことはできなくなる
それぞれ解説していきます。
滅多に使わない記号を入力できなくなる
1つ目のデメリットは、滅多に使わない記号を入力できなくなるという点です。
前述のように、数字には「5と0」に基準となる小さな印がついているためそれを助けに入力することができますが、記号はそうはいきません。
記号はノーヒントで入力しなければなりませんので、突然やってくる「記号を入力しなければならない状況」に四苦八苦する可能性があるので注意してください。
対処法としては、キーボードで記号の名前を入力して変換するという方法があります。
例えば「Shift+6」で「&」を入力することができますが、もし忘れてしまった場合はキーボードで「あんど」と入力して変換するわけです。
少し時間はかかりますが、記号の名前さえ分かっていればこのように対処することができます。
またブラックアウトステッカーのパッケージの裏は、実はキーボードの一覧表になっているんです。
慣れるまではこの表をデスクの上などに常備しておくことで、いざという時はすぐに確認することもできます。
キーボードのバックライトが無駄になる
2つ目のデメリットは、キーボードのバックライト機能が無駄になるという点です。
暗い場所でキーボードバックライトを光らせると、それはそれで映えてカッコいいですよね。
そして決して安くはないMacBookの価格には、キーボードバックライトの分の価格も含まれいるはずです。
それらが無駄になってしまうというのは少し残念な気もします。
しかしこれらは「指紋を目立たなくする・煩雑な見た目をミニマルにする」というメリットとハンドオフの関係なので仕方ないですね。
どちらを重視したいかで、ブラックアウトステッカーを導入するか否かを決定されると良いと思います。
他の人に貸すことはできなくなる
3つ目のデメリットは、他の人に貸すことはできなくなるという点です。
自分のパソコンを他の人に貸す機会はあまり多くはないと思うのですが、いざという時に困るポイントかもしれません。
例えば、私の実体験として「妻がZoomを使う時にパソコンを貸したらIDとパスワードを入力できずに詰んだ…」ということがありました。
ちなみに私はブラインドタッチなんて全くできません。
このように誰かにMacBookを貸す機会が訪れた時に、ブラックアウトステッカーを貼ってしまうと問題が生じるかもしれません。
でも多くの場合は自分が近くにいる状況で他の人に貸すと思いますので、文字を入力する時だけ助けてあげれば解決しそうですね。
ブラックアウトステッカーを貼る時のコツ
ブラックアウトステッカーを貼る時のコツも紹介しておきたいと思います。
単にキーに合わせて貼っていくだけなのですが、その際にピンセットを用意しておくと作業がスムーズです。
もしピンセットがなければ、毛抜きで代用することもできます。
あとは空気が入らないように一枚一枚貼っていきましょう。
アルファベットキーに貼るサイズのシールは予備も豊富ですので、こうしたキーでコツを掴んでからエンターキーなどの大きなキーに挑戦するのが良いと思います。
私は15分ほどで全てのキーにシールを貼り終えることができました。
ブラックアウトステッカーのレビューまとめ
この記事ではブラックアウトステッカーを使ってみて感じたメリット&デメリットを紹介してきました。
メリットとデメリットをまとめるとこうなります。
結論として、個人的にはすごく気に入っています。
指紋の付着が防止できること、そして以前の不満点だった「埃の付着が目立つ」というデメリットが1つ解消されたことが大きいです。
- キーボードへの指紋の付着を防止したい
- JIS配列でも見た目をミニマルにしたい
- ブラインドタッチを極めていきたい
私と同じこうした願いを持つ方にはおすすめできるアイテムだと思います。
この情報が、皆さんの快適なガジェットライフのお役に立てば幸いです。