Moft Snap-On スマホスタンドをレビュー【MOVAS】
スマホスタンド・スマホリング・カードケースの役割を一つのアイテムでまかなうことができるMoft。
さらに「Snap-On」というモデルは、MagSafeで活用することができます。
ちなみに私はこれまでも粘着タイプのMoftを歴代のiPhoneで使用してきた、長年のMoftユーザーです。
iPhone 13 Pro Maxへの買い換えに伴ってMagSafeが使えるようになったので、初めてMagSafe対応のSnap-Onモデルを購入してみました。
Moft愛好家として、これまでの粘着タイプのMoftとの違いなどを織り交ぜながらレビューをお届けしたいと思います。
※ちなみに私が今回購入したのは「MOVASTM 耐久強化版」という名称の、耐久性とマグネットがより強力になったモデルです。
Moft Snap-On 使用レビュー
まず最初にMoft Snap-Onの使用感をレビューしていきたいと思います。
多くの方がすでにご存知かと思いますが、Moftは使用状況に合わせて4つのスタイルに可変可能です。
それぞれのスタイルでの使用感を解説していきます。
スマホリングスタイル
私がMoftを長年愛用する理由の一つは、このスマホリングスタイルが快適だからです。
何もつけずにスマホを持つ時と比べて圧倒的にホールドしやすくなり、スマホの落下防止になります。
特にベッドに横になってスマホをいじる時、Moftに指を通しておくことでスマホが顔面に落下する恐れがなくなるので安心です。
iPhone 13 Pro Maxをつけて逆さにしても、重みでマグネットが取れてしまうことは全くありません。さすが強化版です。
ちなみにMoftを開かずに畳んだ状態でホールドした時も、滑り防止になってグリップ感が増すという意外なメリットもあります。
縦置きスタイル
スマホを持って使う時だけでなく、机の上に置いておく時にもMoftは役立ちます。
作業中に机の上に置いておく時によく使うのが、縦置きスタイルです。
机にベタ置きしている場合は通知が来た時にスマホを手に取らなければなりませんが、このスタイルならその必要がありません。
横目で通知の内容を確認してすぐに対応すべき内容かどうかを判断できるので、作業への集中力を不必要に切らさずに済みます。
スマホを手に取ると、つい他の余計なアプリまで開いて時間を浪費してしまいがちですよね。
またiPhoneのカメラで物撮りをする時に、ミニ三脚代わりとして使うことも可能です。
横置きスタイル
この横置きスタイルは、正直あまり活躍の機会がありません。
次に紹介するフローティングスタイルに取って代わられてしまうことが多いです。
しかしベッドの上にスマホを置いて動画を見る時など、置き場所が柔らかくて安定しない時に最も活躍するスタイルになります。
フローティングスタイル
粘着モデルでは不可能だったこのフローティングスタイルは、MagSafeを使ったSnap-Onモデルでのみ可能なスタイルです。
横置きスタイルよりも高さを出すことができるため、机にスマホを置いて動画を見るときに重宝しています。
またiPhone 13 Pro Maxの大画面を生かして、テキストベースの作業くらいならBluetoothキーボードと接続してiPhoneで完結させてしまうことも可能です。
縦置きスタイルと同様、横向きで物撮りしたい時にも活用できます。
MagSafeに対応しフローティングスタイルが可能になったことで、Moftの活躍の幅がグッと広がった感じがします。
【レビュー】Moft Snap-Onのメリット
実際に数ヶ月使ってみて感じたMoftのメリットを紹介したいと思います。
まとめると以下の4つの点になります。
Moft全般に言えるメリットもありますが、ほとんどがMagSafeを活用したSnap-Onモデルにだからこその強みでした。
それぞれ解説していきます。
マグネットが”超”強力
最初のメリットは、マグネットが”超”強力という点です。
私はMoftと組み合わせてESRという会社のケースを装着しているのですが、このケースも強力なマグネットを内蔵しているため相乗効果がすごいです。
Moftをつけた状態でスマホを逆さまにして振っても、全くマグネットが外れる気配がありません。
前述のように私はiPhone 13 Pro Maxを使っており、重さはiPhoneだけで238gもあるのに全くびくともしません。
これなら横になりながらスマホをいじる時にも、顔に落ちてくる心配は皆無です。
個人的には粘着タイプのMoftよりも安心感が高いと感じるほどに強力に張り付いています。
以前は粘着タイプのMoftをiPhone XRで使っていましたが、iPhone XRの背面はガラスのため特殊なシートを噛ませた上でMoftを貼り付けていました。
Moft自体は2年ほど貼り付けても強力に張り付いたままだったのですが、iPhone XRに貼り付けていたシートの粘着力がだんだん弱くなり、Moft共々落下してしまったのです。
マグネットであれば年数の経過によって吸着力が低下することもないので、安心ですね。
財布を持たずに外出できる
2つ目のメリットはMoft全般に該当しますが、財布を持たずに外出できるという点です。
Moftはスタンドやリングとしてだけでなく、カードケースとしての役割も果たします。
Moftの中にクレジットカードとお札を一枚忍ばせておけば、スマホだけを持って外出することが可能です。
ちょっとコンビニまで出かけたい時など、この身軽さがクセになります。
しかし注意点として、Snap-OnのMovas強化版モデルは粘着モデルと比較して収容できるカードの枚数が少ないです。
以前のモデルは最大3枚まで収納することができましたが、Movas強化版は最大2枚までしか収納することができません。
でも実際に使ってみた感じ、Movas強化版に入れるのは1枚だけにした方が良いです。
1枚だけでもかなりキツイので、2枚入れてしまうと簡単には取り出せなくなってしまいます。
私の場合は以前から1枚しか収納していなかったので、この点は大きな問題にはなりませんでした。
フローティングモードが動画視聴に最適
3つ目のメリットは、フローティングモードが動画視聴に最適という点です。
これは粘着タイプのMoftでは得られない、Snap-Onモデル特有のメリットになっています。
フローティングモードでは、単純に横置きする時と比べて高さを出すことが可能です。
わずかな違いではあるのですが、長尺の動画を見る時はこの小さな違いが大きかったりもします。
特にPro Maxサイズの大画面であれば、フローティングモードで机に置きながら動画を見ても快適でした。
コンテンツ消費をスマホで完結させたい人にとっては嬉しいポイントですね。
MagSafe化リングを導入すれば様々なデバイスで活用できる
4つ目のメリットは、MagSafe化リングを導入することで様々なデバイスで活用できるという点です。
私は実際にiPhone XRとiPad mini 6にもMagSafe化シールを貼り付けて活用しています。
MagSafeの最大の強みである取り外しができるという特徴を活かして、その時の状況に応じて様々なデバイスでMoftを活用できるというのは嬉しいですね。
粘着タイプを使う場合はそれぞれのデバイス毎にMoftを1つずつ購入する必要があったわけですが、この方法ならMoftの購入費用は1つ分で抑えられます。
【レビュー】Moft Snap-Onのデメリット
次に、Moftを使用していて感じたデメリットも紹介したいと思います。
次の4つの点があります。
それぞれ解説していきます。
重い
最初のデメリットは、単純に重いという点です。
当然ですが、スマホ単体で使うよりも合計重量は重くなります。
さらに私が今回購入したMOVASTM耐久強化版は、通常版よりもさらに重いです。
公称では通常版が43gなのに対して、MOVASTM耐久強化版は60gになっています。
耐久性を上げ強力なマグネットを搭載した結果、重量は少し重くなってしまっているわけですね。
実測でも60gジャストでした。
私が使っている iPhone 13 Pro Max+ESRのケース と合計すると347gになります。
なかなかにヘビーですが、最大の強みである取り外しができるという特徴を活用し「必要な時はつける、軽くしたい時は外す」という運用で活用しています。
厚みが気になる
2つ目のデメリットは、厚みが気になるという点です。
ただしこのデメリットを感じる場面はごく限られています。
それはジーパンのポケットにスマホを収納する時です。
ジーパンのポケットにスマホを入れる時には、Moftがあるのとないのとではハッキリとした違いを感じるほどに厚みに違いがあります。
普段からタイトなジーパンを履く機会が多い人は注意した方がいいかもしれません。
しかしMoftの厚みは公称で6mmしかなく、普段はそれほど厚みを気にしながら生活しているわけではありません。
やはり着脱できるというメリットを活かして、ジーパンを履くときはMoftを外して外出するという使い分けも可能です。
価格がお高め
3つ目のデメリットは、価格がお高めという点です。
公式サイトで通常版が¥3,880で売られているのに対し、MOVASTM耐久強化版は¥4,480で販売されています。
粘着タイプの通常モデルは¥2,880で購入できることを考えると、Snap-OnのMOVASTM耐久強化版は少し高く感じられるかもしれません。
私の場合は「MagSafe対応モデルが良い&マグネットの強度は妥協したくない」という思いがあったので強化版一択でした。
しかし手頃な価格を重視したい場合は、粘着タイプの通常版がおすすめです。
私はこれまで粘着タイプの通常版を使ってきましたが、耐久強化版でないからといってすぐに壊れたり使えなくなると言うことはありませんでした。
2年ほど使用するうちに端の方の糸がほつれてきてしまったことがありましたが「この値段で2年使える」と考えるとコスパは良いと思います。
最初はMoftを展開するのが大変だった
4つ目のデメリットは、デメリットとして紹介するほどのことでもないのですが…コツを掴むまではMoftを展開するのが大変でした。
前に粘着モデルを使用していた時は「X」のような切り欠きがある部分を掴んで開閉していました。
しかし今回のSnap-Onモデルは、磁力が強すぎてこの部分が簡単には外れないんです。
最初のうちは「まだ新しいから固いのかな?」なんて思いながら必死に引っ張っていたのですが、後から自分が間違っていたことに気が付かされました。
メーカーがきちんと説明してくれているのですが「X」のような形の上の部分を引っ張ると、いとも簡単にMoftを展開することができます。
私のように粘着タイプを使った経験がある人にとっては、罠になるポイントかもしれません。
Moft Snap-Onの使用レビューまとめ
Moft Snap-Onモデルを使用してみた感想をまとめると次のようになります。
個人的には着脱ができるというSnap-Onモデルのメリットが非常に大きく、デメリットの大半も「不要な時は外す」ことで大きな不満もなく活用することができています。
価格が¥4,500近くするため決して安い買い物ではありませんが、個人的には必須のアイテムです。
Amazonでは定期的にセールが行われており、3,000円代で購入できることも多いため気になる方はチェックしてみてください。