【海外】カンボジア在住夫婦の1ヶ月の生活費は?金額を大公開!
海外に長期滞在する時、まず不安になるのが生活費は幾らかかるの?ということかもしれません。
私たちも必死にリサーチしたけど、情報は限られていたわ。
実際に住んでみないと分からないことも多いしね!
それで今回は、実際に2年近く海外で暮らしている私たち夫婦の、1ヶ月の生活費を大公開したいと思います!
生活費の目処が付けば「いくら貯金すべきなのか?どれくらいの収入を確保すれば良いのか?」ということが見えてきて、海外移住が一気に現実味を帯びてくるはずです。
完全リアルな生活費を公開していきますので、参考にしてみてくださいね!
前提情報
まず前提として、私たち夫婦の情報を少しお伝えしておきたいと思います。
国や家族構成によっても生活費は大きく変わってきますので、参考程度にご覧いただければ幸いです。
※ちなみに、カンボジアではアメリカドルが使われています。この記事の「$(ドル)」表記は全てアメリカドルのことです。
- カンボジア、プノンペン在住
- 夫婦2人生活(子供なし)
- 家は賃貸
- 移動手段としてバイクを所持
- 価値観は節約思考
基本的に私たち夫婦は節約に生きがいを感じるタイプです
カンボジア在住貧乏夫婦が1ヶ月で使った生活費は?
海外で生活する私たち夫婦が1ヶ月に使った生活費は、ズバリ!$480でした!!
($1=¥150とすると、¥72,000です。)
日本にいた時の、半分以下の生活費で済んでいるね。
私たち夫婦はこちらに越してきてから毎月家計簿をつけていますが、平均して毎月これくらいの出費です。
この出費の内訳は以下のようになっています。
項 目 | 金 額 | 備 考 |
家賃 | $110 | |
水光熱 | $22 | 電気・ガスのみ |
食費 | $80 | 外食は除く |
外食 | $113 | |
日用品 | $60 | これが意外と高い |
通信費 | $8+¥1,080 | スマホのみ |
ガソリン代・バイク維持 | $27 | |
医療費 | $0 | |
ビザ | $60 |
続く部分で、それぞれの内訳を詳しく解説していきますね!
カンボジア在住夫婦の生活費の内訳
1ヶ月にかかった生活費「$480」の内訳をそれぞれ解説していきたいと思います。
家賃 110$
私たち夫婦はアパートの一室を借りて暮らしています。部屋はワンルームで、バストイレ付きです。
この間取りであれば、首都であるプノンペンの中でも$100から探すことができます。
$300くらいまで上げると、ジムやプール付のコンドミニアムなどが候補に入ってくるかなという感じです。
海外に住むに当たって一番気をつけるべきなのは「安全」なので、この点は妥協したくないですよね。
プノンペン市内にも$100以下の物件も多数ありますが、安全が担保されない物件が多くて外国人にはおすすめできません。
水道光熱費 22$
- 水道 $0
- 電気 $20
- ガス $2
我が家は水道代が家賃に含まれいるため、水光熱費は電気とガスしか払っていません。
月によって変動はありますが、電気代は$20〜30くらいです。
カンボジアは外国から電気を買って電力を賄っているので、他のガスや水道に比べると単価が飛び抜けて高いです。
体感では、日本とあまり変わりません。
節約するためには、この電気代をどこまで抑えられるかが勝負になってきます。
この点で私たちの家は風通しが良く涼しいので、あまりエアコンを使わなくて済むというのが嬉しいポイントです。
ガスは安いです。料理にしか使いませんが、月に$2です。
食費 80$
私たち夫婦は、朝・昼・晩と一日3食しっかり食べます。
朝はパンやフルーツなど軽いものを、昼・夜はガッツリという感じです。
昼・夜は、基本的には自炊をしています。
1週間分の肉と野菜をまとめて買うと$16くらいです。
$16 × 4週=$64 になり、残りの$16が朝食や調味料の費用になります。
カンボジアはフルーツが豊富で、値段も安いのが嬉しいポイントです。
またプノンペンにはAEONやマックスバリューがあるため、そこでお醤油などの調味料を購入しています。
外食費 113$
この月は友人たちと高級なピザを食べにいき、4人分をご馳走したので普段よりも高かったです。
「外食」と言っても、どういうお店で食べるかによって価格はかなり違ってきます。
ピザやパスタ、日本食などの外食レストランはそれなりに良いお値段です。
4人でピザを食べた時は、$50ちょっとくらいでした。日本円で1万円いかないくらいです。
逆にローカルなお店で食べれば、一人当たり一食 $2 ほどしかかかりません。
私たちも時折ローカル食堂を利用しています。
比較的清潔感のあるお店をきちんと選べば、ローカルなお店だったとしてもお腹を壊すことはめったにありません。
私はもともと胃腸が弱く食事にはかなり気を使わなければならないタイプですが、それでも平気なのでほとんどの方にとっては大丈夫だと思います。
日用品 60$
これはトイレットペーパーなどの紙類、シャンプーやハンドソープなど、日用品の出費です。
意外とここにコストがかかるのが、実際にカンボジアに住んでみて驚いたことの一つでした!
…というのも、カンボジア人はあまりペーパー類を使いません。
需要と供給のバランスが悪いので、ペーパー類(ティッシュ・トイレットペーパー・ペーパータオル・キッチンペーパーetc)は総じて高いです。
文化の違いがこんなところにも現れるんですね!
通信費 8$+¥1,080
我が家は家賃にWi-Fi代が含まれているため、通信費はスマホの利用料しか払っていません。
スマホ代は「1週間$1」という契約なので、夫婦2人で1ヶ月$8です。
このプランで1週間に1人8GBまで通信を利用することができます。月に換算すると32GBです。
私はそんなに使わないから、いつもギガが余っちゃうわ。
また私は日本の電話番号を残しておくために、サブ回線として楽天モバイルとも契約しています。
楽天モバイルの利用料が、毎月1,080円です。
楽天モバイルの使用感は下記の記事で詳しく解説しています。
加えてもし自宅に光などのインターネットを引く場合は、別途$20ほどを見積もっておくと快適な速度のプランを契約することができます。
ガソリン代・バイク維持費 27$
日常の足として使っているバイクのガソリン代と、オイル交換などにかかる維持費です。
カンボジアでは125cc以下のバイクであれば、無免許でも合法的に乗ることができます。
国際免許なども必要ありません。文字通り何もなしで大丈夫です。
私たち夫婦はそれぞれバイクを一台ずつ所有しています。$27というのは、2台のバイクの総額です。
ちなみにガソリン代は 1リットル=$1(¥150)なので、単価は日本とさほど変わりません。
カンボジアには「トゥクトゥク」という便利な乗り物があり、自分で運転するのが怖い場合にはこちらを活用することもできます。
30分くらいの距離を移動しても$5くらいで乗れるので、日本のタクシーと比べるとだいぶ安価です。
とはいえ毎日の積み重ねになると、バイクを維持するよりもだいぶ費用がかかってしまいます。
トゥクトゥクを利用する場合は、Grabというアプリを使うことがおすすめです。
こちらの記事でアプリの使い方を解説しています。
医療費 0$
私たち夫婦はクレジットカードの海外旅行保険を利用しているため、医療費はかかっていません。
時おり病院には行っているのですが、全額保険会社に負担してもらっているということです。
プノンペンにはキャッシュレス診察が可能な日系の病院があるので、安心して受診することができます。
ビザ 60$
カンボジアは世界最強と言われる日本のパスポートを持ってしても、ビザが必須の国となっています。
入国する時とビザを更新する時で料金が微妙に違うのですが、平均すると月$30/1人くらいです。
夫婦2人だと月$60になります。
ビザは必須ですが取得条件自体は厳しくありません。
私たちも何度もビザの更新をしていますが、更新を断られたことは一度もないです。
お隣のタイやベトナムは年々ビザの取得条件が厳しくなってきているようですが「カンボジアはまだ緩いので助かる」と代理店の方が言っていました。
海外在住夫婦の1ヶ月の生活費 まとめ
この記事では、私たち夫婦の1ヶ月の生活費を大公開しました。
これがカンボジア貧乏生活の、完全リアルな生活費です!
ここで取り上げたものに加えて、私たちは日本で入っている国保や生命保険の支払いもしています。
全ての出費を合わせると、日本円で9万円弱くらいです。($1=¥150計算)
もう少し節約を頑張れそうな気もしますが、夫婦2人となるとこのくらいが限度かもしれません。
この情報が、海外に長期滞在を考えている方の参考になれば幸いです!